杉田玄白没後200年。その先に
2017年は「ターヘル・アナトミア」を訳し「解体新書」として出版した、小浜藩医杉田玄白の没後200年にあたり、進取果敢の偉業を顕彰し、杉田玄白ミュージアムの建設、関連商品の開発、継続的な医学イベントの開催等や日本の近代化の起端となったオランダ(蘭学=和蘭)との交流を通じて、小浜市の魅力発信と文化の継承、産業の振興、青少年の育成等を図ると共に、地域活性化と合わせて市民の健康長寿を推進するために、プロジェクトを発足しました。
2019年5月
NPO法人杉田玄白・小浜プロジェクト
杉田玄白
1733年10月20日(享保18年9月13日) – 1817年6月1日(文化14年4月17日)
杉田玄白は、尚学の気風に富み、人材の育成に注力した若狭小浜藩の藩医であり、前野良沢、中川淳庵とともに、江戸小塚原(こづかっぱら)で行われた刑死体の解剖に立ち会ったとき、持参していたオランダの医学書「ターヘル・アナトミア」の解剖図の正確さに驚き、翻訳を決意し、「解体新書」を完成させました。
また、「医食同源」や「養生七不可」など多くの教えを遺され、日本の近代医学、あるいは近代文化の先駆者といわれています。杉田玄白は、若狭小浜藩の藩医杉田甫仙の子として、小浜藩主酒井家 の屋敷があった牛込矢来(現在の新宿区矢来町)で生まれ、元文5年 (1740年)には一家で小浜へ移り、父が江戸詰めを命じられる延享2年 (1745年)まで過ごしました。
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